Dec,6,2021

2021年も残すところあと少しですね。 Tokyo AEC Industry Dev Groupに2020年のGWから大体毎週参加をさせて頂いて、気が付くともう1年半経っていて62回のハンズオンに参加していました。アドベントカレンダーのお声掛けを頂いたので、12月6日の私のページではこの間に感じたことをふりかえっていきたいと思います。少しですが読んでいただけましたらうれしいです。


Tokyo AEC Industry Dev Groupと出会う TAECはGEL石津さんをはじめとしてAEC関連に有用な期待ができるコーディングのハンズオン企画を通じて情報共有しよう、集まろうという意欲的な有志により企画される参加自由の風通し良いグループです。 もとはオフラインで行われていたようですがコロナで様子を見ていて、ちょうど2020年のGW頃オンラインで再開しようとされているのが目に止まって、私も参加してみたいと思いました。

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TAEC - @TokyoAECDev

普段は意匠設計のチームで設計ツールの効率的な使用、集団で設計するための有効な合意形成に基づくツールの用い方をみんなで開発・活用するスタイルをとる事務所で業務を行っていましたのと、建築科に所属して建築を学ぶ以前に、IAMASというメディアテクノロジー系の大学院の建築系の先生に学んできたこと、早稲田大学で人間工学VRの研究室に所属していてコンピュータープログラミングや、計算技術を用いた開発を学ぶことに抵抗感はありませんでした。学生当時はAutodeskじゃないForgeというツールで臓器3DCGを生成したりとか、MRの応用設計、Ringoで簡易なi/o開発などはしましたが、建築空間のすべてをメタバース化することは通信技術的に当時高すぎるハードルですので、そういうギガビット技術と空間情報の転送のためのコンテンツを追い続けるということもしきれず、ユーザビリティの方面を追うのと、コーディングと自己表現と直接向き合い続ける作家達の為の展示空間の実現や、情報空間のコモン化などについて研究活動していました。

Introduce Bubbles "Interaction`01"

ICC | 《しゃぼんだま》 (2001)

少し脱線レベルに前置き、紹介が長くなってしまったのですが、コーディングで作られた作品を、編集し、観せる、展示するということと、つくる、書くということは少し距離があって、それでもデザイン&エンジニアリングを教育する学校ではかなりどちらの立場も理解しあうための仕掛けを惜しまない世界にいさせてもらっていたという自覚はあるのですが、自分はやはりややコーディングについての理解は少し不足があって、また、学校で自分が重きをおいて学ぶ部分はどこか、ということからしても、あまりなぜなにをちゃんと、同級生達と交流しきらなかったというのは正直なところです。実際、彼らの技術は卒業後の活躍をみても優れたもので、同じ考えを持てそうな人たちはほかにどこにいるのか、ということを感じるのも正直なところでした。ですが、いたんです、TAECには!^^

そのような信頼感も感じて参加するようになりました。AEC界隈といいつつもその関心にとどまらずコーディングが関わる所なら、デザイン&エンジニアリングや、アーツ&サイエンスとも越境していく空気があって、技術それ自体においても、Notionなどコミュニケーションツールと 建築応用を考えるというような根っこから自由な発想も歓迎していく空気が、本当に楽しく、そうこうしているうちにあっという間に2020年は過ぎていきました。 (続く)

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